コンセプトアーティストのための人体ドローイング 感想 レビュー




本の紹介 絵を描く教本

【コンセプトアーティストのための人体ドローイング感想レビュー】熟練アーティストによる人体を描く秘訣を学ぶ

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デジタルアートの罠

「あなたは乱雑な中から何かが生まれることを期待して、やみくもに手を動かしているだけなので」

これは、著者Kan氏が巨匠HenryYan氏からもらったフィードバックの言葉です。

この言葉は、私の中で突き刺さるように残りました。

それと同時に、著者であるKan氏がこのフィードバックを「自分のキャリアの中で、これほど適切かつ正直で役に立つフィードバックを受けたことがありません。」とし

この一言が私の人生を変えていくことを、そのときは知る由もありませんでした」と続けられていることに、とても感銘を受けたのでした。

 

この記事は、のっけから殴り掛かられたかのような衝撃をくれた「コンセプトアーティストのための人体ドローイング」の感想レビューです。

 

 

この記事を書いてる人

2010年からちゃんと絵を描くことを続けよう!と思い、絵の練習を始めました。

>>絵を描き始めてからの経緯

趣味は人物ドローイングとスーツの絵を描くこと。

弱点:清書ができない

 

「コンセプトアーティストのための人体ドローイング」ってこんな本です。

コンセプトアーティストのための人体ドローイング 感想 レビュー

「コンセプトアーティストのための人体ドローイング」はこのような書籍構成になっています。

  1. なぜ、ライフドローイングなのか?
  2. ルーツ
  3. アティチュード
  4. 準備
  5. 3段階のアプローチ
  6. ドローイングテクニック
  7. 問題となりやすい領域
  8. 人体ドローイングのクラス
  9. もう1歩進める
  10. アーティストギャラリー
  11. リファレンスギャラリー
  12. あとがき
  13. 推薦リソース

 

 

「コンセプトアーティストのための人体ドローイング」オススメポイント

こちらの書籍、いろいろとお勧めしたいポイントはあるのですが、3つに絞ると

  1. 書かれている一つ一つのメッセージが突き刺さる。
  2. 掲載されているアートワークの美しさ
  3. 写真資料(リファレンス)が別途ボーンデジタルさんHPよりDL可能

この3点です。

DL出来る写真資料枚数が、なんと合計598枚!

巻末に、リファレンスギャラリーとして掲載されているものは大体60点程なのですが、

書籍巻頭部分に掲載されいているURL先で、598点以上のリファレンスをDLすることが出来ます。

DL前は、掲載されている60点ほどのリファレンスDLかなーなんて思っていたのですが、DLしてみたらなんと598点!

ドローイング練習用に限定されておりますが(商用・個人による作品利用などは不可)創作欲を沸き立てる素晴らしいヌードリファレンスとなっておりますので、これは是非手に入れて頂きたい!です!

  • 男性:466点
  • 女性:132点

です。

どちらのモデルさんもすばらしい肉体美、かつ美しいポージング!

 

「コンセプトアーティストのための人体ドローイング」の中身

コンセプトアーティストのための人体ドローイング 感想 レビュー

コンセプトアーティストのための人体ドローイング 感想 レビュー

コンセプトアーティストのための人体ドローイング 感想 レビュー

コンセプトアーティストのための人体ドローイング 感想 レビュー

コンセプトアーティストのための人体ドローイング 感想 レビュー

他ページも、Amazon で「なか見!検索」が可能です。

上記の写真以外にも、かなりのページ数が確認可能なので、「これは自分がほしい本かな~?」とお悩みの方はぜひご覧になって、参考にされてみてください。

また、こちらで全ページプレビュー頂くことも可能です(※英語版です。[Preview]タブをクリックしてください)
HTTPS://shop.3dtotal.com/books/artist-anatomy-reference/figure-drawing-concept-artists.html

 

「コンセプトアーティストのための人体ドローイング」ざっくり感想

さて、ここからが本題の、コンセプトアーティストのための人体ドローイング感想です。

なぜライフドローイングなのか、というのっけの文章から殴りに来てる

コンセプトアーティストのための人体ドローイング 感想 レビュー

書籍発刊に充てられた Darrell氏の文章 めちゃ厳しい。 なぜライフドローイングなのか の文章 のっけからやばいです。

おそらくパートとしては「この書籍への推薦文」という場所なのだと思うのですが、推薦と同時に、

文章後半になるにつれて現在のデジタルアーティストに対しての警鐘の言葉とも受け取れる言葉が、歯に衣着せぬ文言でつづられています。

私自身はアーティストという肩書ではないですが、こちらの推薦文章には、とても気持ちが引き締まる思いになりました。

 

このドローイングを描けるようになるためにはどうしたらいいか?

本文に書かれている文章全部読み終わっての雑感としては、

「どのくらいの時間で、このくらいのドローイングを描けるようになるためには、端的にいうとこれとこれとこれを理解して、意識はここにあってこうやったらいいよ」という具体的なアドバイスだらけでした。

 

「ねば、べき」が無いため「学ぼう~」とする意欲が増す

文章はすべて「ねばならない」「べき」といった言葉がなく、

むしろそういった言葉が無いからこそ「きっとここに書かれている分野は学んだほうがいいんだろうな」という気持ちになる書籍でした。

 

遠近法が理解できていることが大前提だった…

いまだかつてないほど「遠近法はできるのが大前提ね★」感のある文章がかかれていて

湯浅先生が「風景デッサンの基本」を出してくださっていたことに心から感謝しました。

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よくない例としてあげているのは、つねに著者ご自身の例

あまりよくない例としてあげているのは、つねに著者ご自身の例で、

それと同時に

  • 自分がどういった気持ちでその良くない例を描いていたか
  • またそのマインドセットがどう成長を阻害してしまうか

ということについて

著者自身の実体験なのが、逆に心に突き刺さりました><

 

まさに「人体を描く秘訣」!

この書籍は「どうやってかいたらどうなるか」の方法論や細かい話ではなく

  • どういったマインドセットでとりくむか
  • またその目的の方向性
  • そうすることでどういったものが自分の中で昇華するか

といったことを実体験交えての有難い「秘訣」本でした。何度も読み返したい!

帯に書かれている通りのまさしく「人体を描く秘訣」でした。 素敵な書籍を本当に有難うございます! (しかも 2017年7月発行のものをもう翻訳していただけるなんて…!)

 

人間ってこんなことできるんだ!を体験できる

コンセプトアーティストのための人体ドローイング 感想 レビュー

コンセプトアーティストのための人体ドローイング 感想 レビュー

人間って 2分から5分で こんなドローイングできちゃうんだ、、、!という可能性を見せてくださる。 しかも動きも立体感もシンプル且つ最大化させていて本当にすごい!

 

アナトミー前向きになれそう^v^

「解剖学の知識が増えれば増えるほど、絵は見栄え良く、美しくなります」
「私は解剖学が大好きです」
「自分の作品をどれほど向上させてくれるか知っているだけでも、十分やる気が出ます」

書籍内に描かれた、この言葉に勇気づけられました。勉強しよ。

 

巻末の31ページにわたるリファレンス(ポーズ集)が美しい&ダウンロードできる!

巻末の31ページにわたるリファレンス(ポーズ集)もまた最高に「描きたくなる!」ポージングで、写真も本当に美しいです。

これだけでも「!!!」ってなる。全裸なので写真は割愛しますm(__)m ぜひ書店でお手に取って実際にご覧になってみてください。

ほんとうに美しいです!

そして冒頭でもお話しました通り、書籍に掲載されているURLより、600点近いリファレンスをDLすることが出来ます。太っ腹…!

写真そのものが、もうアートでした!

 

サトウ
頭をおもいっきりぶん殴られたような衝撃をいただきました。

 

追伸:

リファレンス掲載ページの前にかかれた文章

コンセプトアーティストのための人体ドローイング 感想 レビュー

サトウ
プロってすごい

 

「コンセプトアーティストのための人体ドローイング」書籍概要

目次

  1. なぜ、ライフドローイングなのか?
  2. ルーツ
  3. アティチュード
  4. 準備
  5. 3段階のアプローチ
  6. ドローイングテクニック
  7. 問題となりやすい領域
  8. 人体ドローイングのクラス
  9. もう1歩進める
  10. アーティストギャラリー
  11. リファレンスギャラリー
  12. あとがき
  13. 推薦リソース

 

内容

映画『ドクター・ストレンジ』、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』、ゲーム『Destiny』、「バットマン:アーカム」シリーズなどにも制作参加した 熟練アーティストによる人体を描く秘訣

『コンセプトアーティストのための人体ドローイング』は、コンセプトアーティストやイラストレーターの必須スキルである人物ドローイングの技術と知識を学ぶ1冊です。『ドクター・ストレンジ』、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』などの大作映画や『Destiny』、「バットマン:アーカムシリーズ」といった人気ゲームに制作参加したアーティスト Kan Muftic によって書かれた本書は、伝統的なライフドローイング(デッサン)と急速に変化しているコンセプトアートの世界をつなぎます。

生物を描く際、アーティストは、ダイナミックなフィギュア、多様なボディ、魅力的なポーズを、限られた時間の中で、瞬時に捉えます。素早く、完全にイメージを捉えるスキル、集約的なアプローチが、現代のコンセプトアーティストやイラストレーターに必要なのです。

本書は、古典アートのスキルを身につけたいと望んでいるデジタルアーティスト、そして、コンセプトアート業界を目指す伝統的なアーティストにとって貴重な資料です。ドローイングを成功に導くのに必要なマテリアル、ツール、観察スキル、キャンバス上に人体のフォームを捉える方法、フィギュアや人体解剖学へのダイナミックなアプローチでキャラクターやコンセプトアートを向上させる方法について学びましょう。シンプルな構成と洞察力に満ちた絵によって、読みやすく、学びやすく、そして、見るだけでもインスピレーションを得ることができます。そして、現代の熟練アーティストによる古典的なスキルについての最新の解釈にふれてみましょう。

※ご注意:本書にはヌード表現が含まれています
※本書は『Figure Drawing for Concept Artists』の日本語版です

【対象読者】
コンセプトアーティスト、イラストレーター、デジタルアーティスト

■全ページプレビュー(※英語版です。[Preview]タブをクリックしてください)
HTTPS://shop.3dtotal.com/books/artist-anatomy-reference/figure-drawing-concept-artists.html

引用 Amazon

 

著者紹介

著者について

Kan Muftic : 1976年、ボスニア・ヘルツェゴビナのサラエボ生まれ、1991~2年、美術アカデミーに所属。しかし、1992年4月、国内で勃発した激しい政治的紛争のため、サラエボを離れる。難民時代は反戦活動で父を援助して、イラストやポスターを制作。その後、スイスのチューリッヒに移住し、F+F School for Art and Media Design に入学、ペインティングのクラスを卒業。その後、さまざまな映画、TV、ゲームのプロジェクトに参加。過去10年間では MPC、Rocksteady Studios、Axis などの会社・スタジオに在籍。参加作品は、映画『ドクター・ストレンジ』、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』、ゲーム『Destiny』、「バットマン:アーカム」シリーズなど。現在は、アニメーションディレクターとして、Netflix の番組制作に参加しています。

引用Amazon

 

書籍登録情報

書籍名 コンセプトアーティストのための人体ドローイング
発行 2018/02/02
著者 カン・マフティック
定価 3,600円+税
ISBN 978-4862464064
サイズ 215 x 279 x 11 mm (A4変形)版
ページ数 200ページ
発行 ボーンデジタル

 

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